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2008年6月6日金曜日

再生

地に巡る 雨に染まった春の霊園の香り
眼に焼き付いた人の醜さ記憶していた 幼少

何もかもが面倒で地面に叩き付けたアルバム
崩れ落ちる積み木のように壊れてゆく人生

繰り返す輪廻の果て 心に宿った月の奇跡
赤色フィルムにあの頃の自分の笑い顔 再生・・・

リアルタイムで流れてく映像のような景色
出した言葉は声にならなかった 変質した現実

列車の中 追いかけてくる君は笑顔で泣いてた
そんな姿も全て薄赤に滲んでくフィルムの中 再生・・・

虚しさ抱く 遠くの公園から子供の声聞こえてる
いつかは再生するだろう 薄く色あせた記憶

燃え尽きて行くアルバムの中で君が笑ってる
知らない誰かが僕の隣にいる 今も何処かで

日の出を待つ僕達の間に儚き命の紅い花
朽ちて枯れ なくなる前に鮮やかさをくれ 僕に

雨は止まない 降り止まない 戻れない過去に
今は立ってる気がする 積み木のような残像永久に

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