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2008年6月5日木曜日

青い麒麟

本当に見えてんのかよ
少し暗い半透明の球体が
周りを取り巻く奴らはみんな
自己満足の風貌に死骸のようなヘアスタイル

暗闇に見えてんのかよ
誰もが心に抱く黒い塊が
少しばかりか呼吸の苦しい
濁った水槽に詰められた肉食の魚達

鉛筆で空けたピアスホール
映し出す景色
世界が光って見えたような気がした
曖昧に振り返り笑うよ
君が何か言おうとしていた

本当に聞こえてんのかよ
君に叫んだ怒りの歌
あの日笑顔で振った二人の手
今はただ冷たいナイフでマスターベーション繰り返す

鉛筆で裂いた麒麟の入れ墨
張り付いた命
世界に僕は外されるような気がした
散りながら優しく笑うよ
君が何か言い出していた

降り出した雨
咲き出した花
僕は一人ぼっちが大好きさ
一人でも強く生きられる気がする

鉛筆で空けたピアスホール
映し出す景色
世界が光って見えたような気がした
曖昧に振り返り笑うよ
君が何か言おうとしていた

さよならと傾く言葉
昨日に背を向けた
世界が素晴らしく見えたような気がした
日差しに目細めて笑うよ
君は何も言わず消えた

美しい思い出残して

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