二月の暮れ方 薄雲フィルター、薄明かり
花火を数本掴んだ僕等は走り出す
紺色海岸斜めに位置する花火一つ
打ち上げ火花、薄明かりの中に眩んで行く、消えて行く
下らん僕は欠伸と共に空仰ぐ
目に入った廃墟の様な白い家
花火の海岸抜け出し僕、又走り出す
バケット、エンジン静かな静寂どれ位走っただろう
海から山へ来た僕の足は白い家に引き付けられる
鍵の空いたシルバニア ウッドテイストのリビング
ドアの開け放された部屋 ベッドに散乱する
はっきりと残る情事の跡 温度が消える
二月の暮れ方 薄雲フィルター、薄明かり
花火を数本掴んだ僕等は走ってた
紺色海岸斜めに位置する花火一つ
打ち上げ火花薄明かりの中に眩んで行った、消えた消えた消えた...
2009年1月8日木曜日
immortelle
投稿者 Mai Konkawa 時刻: 17:45
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