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2008年6月23日月曜日

hidden

黒髪 白いシャツの襟を立てて
みんなに囲まれいつも楽しそうに笑ってる
何処へ出ても人気者 孤独を知らない

だけど彼女には秘密がある
だれにも言えない秘密

清楚に包まれた株が下がるのが怖い
いつでも笑顔の下では何かを思ってた
でも誰も気付かない 闇へ隠した姿

彼女には秘密がある
だれにも言えない秘密がある
それは… それは…
悲しい真実 だれにも嫌われたくない

彼女は口にする 明るい振る舞い
いつでも気を配っては不意に何かを気にしてる
ひしゃげたシャツの胸倉 曼珠沙華の入れ墨

彼女には秘密がある
だれにも言えない秘密がある
それは… それは…
鏡に向かう身体人知れず心を痛めた

心に開いた穴は当分塞がりそうもないけれど
一度覚えた憎しみは何度もフラッシュバックする
心の穴を埋めるのは トーンが狂ったハープの様に
一度だけ聴いた音色に自分の歌を重ねる

黒髪 白いシャツに流れる彼女の顔
みんなは気付かないまま 彼女は孤独

彼女には言えない秘密がある
だれにも分かる筈無いよと家を出た
彼女には秘密がある
だれにも言えない秘密がある
それは… それは…
私の血は汚れてる この身も全てが

彼女には言えない秘密がある
だれにも分かる筈無いよと捻くれ
彼女には秘密がある
だれにも分かる筈無いよと家を出た

2008年6月20日金曜日

深紅レティズム

純白のウェディングドレスを纏う事が
あたしの良く在れる手段だった
けど本当は深紅のドレスが良かった
でもそれは望まれない選択 誰一人相手にしてくれなかった

嗚呼 一人ずつ離れてく人達
嗚呼 突然に去って行く 散々優しくしておいて

別に変な事を言った訳じゃ無い
「狂ってる?」「気持ち悪い」「お嬢様」
あたしは他人の色に染まるのが嫌だった
ただそれだけの事じゃない 決められた運命は避けるのが筋でしょ?

嗚呼 一人ずつ散って行く人達
嗚呼 憎らしい真珠をばら撒き泣き崩れた

はあ あああ あたし失踪ハイウェイスター
はあ あああ 唄いながら走り去る
はあ あああ 持ち出したブーケ散らしながら
はあ あああ あたし失踪深紅シンデレラ

高速 走り飛ばしたオートバイ
深紅のひだをなびかせて

はあ あああ あたし失踪ハイウェイスター
はあ あああ 微笑みながら消えて行く
はあ あああ 海辺で唄う 人知れず
はあ あああ あたし失踪深紅シンデレラ

2008年6月19日木曜日

ひめゆり

折れそうな僕の茎は
誰かを傷付けたり傷付けたり傷付けたりすることで強くなる

折れそうな僕の茎は
誰かを傷付けたり傷付けたり傷付けたりすることで修復される

大理石の上で冷却する 刃渡り三十センチ
花びらを一枚ずつ切り離すお前の臓器に潜らせたい

うなだれた僕の葉っぱは
誰かを傷付けたり傷付けたり傷付けたりすることで肉厚を増す

うなだれた僕の花は
誰かを傷付けたり傷付けたり傷付けたりすることで鮮度を取り戻す

大理石の上で冷却する 刃渡り三十センチ
花びらを一枚ずつ切り離すお前の臓器に潜らせたい

さあ 傷付けよう
誰かを酷く傷付けよう
流れ出した顔料が作った道
虫けらが溺れて流されて行く

折れかけの僕の首は
誰かを傷付けたり傷付けたり傷付けたりすることでニヤリと笑う

大理石の上で血を流す 刃渡り三十センチ
花びらに茎を切りつけるあいつの臓器を笑ってやれ

大理石の上で冷却する 刃渡り三十センチ
ひめゆりの首を裁つお前の臓器を切り離して何処かへ売り捌いてやろう

2008年6月18日水曜日

好き[ラヴ]

好き

雨を飲んで生きているの。
雨に濡れて元気になるの。

黒人の瞳が好き。
溝に咲いた藍が好き。
白く濁った世界が好き。
誰かの涙の色が好き。

世界 世界 悲しく鳴くカナリヤ
好き 好き 雨に溶けて行くセピアの世界

好き

昆虫の殺戮が好き。
死体の被写体が好き。
蟻の巣を埋めるのが好き。
目玉の捥げた人形が好き。

雨 雨 下らない街壊して
好き 好き 四階から落ちて行くグランドピアノ

雨を飲んで生きているの。
雨に濡れて生きたいと強く感じるの。

好き 好き 好き 好き
好き 好き 好き 嫌い
色んな人が死んで行く
そんな世界が大好きだ
沢山の人が笑っている
そんな世界が大嫌いだ

好き

雨を飲んで生きているの。
雨に濡れて元気になるの。

黒人の瞳が好き。
溝に咲いた藍が好き。
白く濁った世界が好き。
誰かの涙の色が好き。

2008年6月14日土曜日

苛苛苛

何気無い日常、むかむかむか
食べたもの、全部吐いた

誰か居る日常、苛苛苛
呑み込んだ、全てを殺して

雲一つ無い青空、あの飛行機堕ちて行くの知っている

壊れかけ日常、ギリギリギリ
内臓腐った、ナイフが光った

雲一つ無い青空、あの飛行機堕ちて行くの知っている

何気無い日常、むかむかむか
食べたもの、全部吐いた、何処かの地図

誰か居る日常、苛苛苛
呑み込んだ、蛙みたいに吐き出した

むかむかむか、苛苛苛
ギリギリギリ、知っている

あの人達みんな、堕ちて行くの知っている

知らない、知らない
名前と顔が一致しない
知らない、知らない
堕ちてく日常、晴れた空

何気無く、何気無い日常
あの人達みんな、堕ちて行くの知っている

2008年6月13日金曜日

白昼堂々、殺人
真夜中に一人、自殺

嫌われることにも慣れてきました
裏切られる事にも感情を持たなくなりました

白昼堂々、自殺
真夜中の悲恋、殺人

奪われることにも慣れてきました
初めから無かったように涙が出なくなりました

失くなった眼球
抉られた眼球

月光り ピアノの音で目が覚めました
失くした審美眼 心が震えた
瞬間の眩い光を捉えたのは涙でした

白昼堂々、殺人
真夜中に一人、自殺

誰もいない 誰もいない
目覚めた時間も分からない
誰もいない 誰もいない

白昼堂々、自殺
真夜中の悲恋、殺人

花が枯れてる 誰が枯らした?
人の影が見える ゆっくりと瞳孔開く

ゆらゆら ゆらゆら
何か話している 流れ出した
ゆらゆら 真夜中 鋏を眼に向けている

誰もいない 誰もいない
知らないだけ 私だけ知らない
ゆらゆら 影が楽しそうに揺れている

私は消えた人間
私は死んだ人間
失くした眼球
抉られた眼球

2008年6月10日火曜日

血塗れティラミス

紅いラムに
返り血浴びたケーキ

ティラミスの味
あの頃の恋を写す惑わせ屋

「元気付けて」
ちっぽけな寂しさの中

流れるラム
食い尽くされた心臓

ティラミスの夢
崩れずに立っている積み木のよう

死ぬことばかり考えないで
甘さ故の幻想は続く

純粋から変わる頃
10になる少女

血塗れティラミス・・・

ピアノ

ここは学校。
私の一番嫌いな場所。

向こうから聴こえて来るピアノの音
私の一番好きな音。

こっちから聞こえて来る騒ぎ声
私の一番辛い音。

誰も通らない階段
唯一冷静になれる場所。

気付いたら、聴こえていた好きな歌。
戻りたくても戻れない、悲しい時間。

ヒトリノイズ

独リジャ生キラレナイ
独リジャ生キラレナイ

誰カ僕ヲ一人ニシテクレ
誰カ僕ヲ一人ニシテクレ

僕ハ独リジャ生キラレナイ
ぼろぼろノろぼっと

歯車ヒトツ狂ッタ人生ニ光ハ無ク
タダ無音ノ世界デ電子音ト共ニ生キ長ラエル

僕ハ一人ニナリタイ
独リジャ無ク一人ニ

壊レソウ、壊レソウ・・・
ヒトリ電子音、響ク・・・


ギギガガガ・・・プツーン、、、シャァァァァ・・・

2008年6月6日金曜日

魔法の婆さん死んじゃった

魔法の婆さん逝っちゃった いきなり天国逝っちゃった
魔女の婆さん逝っちゃった 屋敷の鍵を手渡して

魔法の婆さん死んじゃった いきなり天国逝っちゃった
魔女の婆さん死んじゃった 秘密の鍵を手渡して

メルヘン 毒色の空 紫の唇 泣き崩れる 奇声を上げて
取り巻く 体中に 緑の蔦 天を仰ぐ 還らぬこの命

約束したよね 何時か二人で 「この現実抜け出そう」
今になって残るのは 奇妙な体験と悲しみだけ

魔法の婆さん逝っちゃった いきなり天国逝っちゃった
魔女の婆さん逝っちゃった 屋敷の鍵を手渡して

別に箒に乗って飛べる訳も無く 不思議な話してくれた
声も掠れてる訳じゃなく 普通の変わった人間だった

魔法の婆さん死んじゃった いきなり天国逝っちゃった
魔女の婆さん死んじゃった 秘密の鍵を手渡して

死に顔は美しかったよ まだ息をしてるようで耳を澄ました
約束 消えはしない 婆さんの分も蹴散らしてやるさと決めたんだ

魔法の婆さん逝っちゃった いきなり天国逝っちゃった
魔女の婆さん死んじゃった 秘密の鍵を手渡して

普通の婆さん逝っちゃった 普通の婆さん今何処に?
普通の婆さん死んじゃった でもまだ生きてる気がするよ 此処に

「・・・何があっても自分のしたい事はやり遂げな・・・。
 ・・・お前なら誰にも押し潰される心配はないよ・・・。
 ・・・でも・・・体には、十分に気を付けるんだよ・・・。」

再生

地に巡る 雨に染まった春の霊園の香り
眼に焼き付いた人の醜さ記憶していた 幼少

何もかもが面倒で地面に叩き付けたアルバム
崩れ落ちる積み木のように壊れてゆく人生

繰り返す輪廻の果て 心に宿った月の奇跡
赤色フィルムにあの頃の自分の笑い顔 再生・・・

リアルタイムで流れてく映像のような景色
出した言葉は声にならなかった 変質した現実

列車の中 追いかけてくる君は笑顔で泣いてた
そんな姿も全て薄赤に滲んでくフィルムの中 再生・・・

虚しさ抱く 遠くの公園から子供の声聞こえてる
いつかは再生するだろう 薄く色あせた記憶

燃え尽きて行くアルバムの中で君が笑ってる
知らない誰かが僕の隣にいる 今も何処かで

日の出を待つ僕達の間に儚き命の紅い花
朽ちて枯れ なくなる前に鮮やかさをくれ 僕に

雨は止まない 降り止まない 戻れない過去に
今は立ってる気がする 積み木のような残像永久に

普通に生きて

飯食って、睡眠とって、呼吸してたら誰だって
生きてける

退屈で、憂鬱で、感動するなんてことも
無くなって

ワンパターンな生活 呼吸のリズム狂うこと無く

普通に生きて、普通に歩く
散歩の途中 犬に吠えられながら

普通に生きて、普通に死んで
お気に入りCDの山 虚しく残ってる

飯食って、菓子食って、ぐうたらしてたら誰だって
ナマ獣

憂鬱で、鬱っぽくて、それでも頑張ってる人
人間さ

大して変わらない日々 暇つぶしで忙しい日々

普通に生きる、普通の命
鉢植えの花はもう 咲いたかな?

普通に生きて、普通に死んで
墓まで一緒がいい 十八番のメロディー

些細なことから夢が叶うのなら
世界中のみんなに僕のこの歌を聴かせたい

普通に生きて、普通に泣いて
そんな輝いてた過去の時間を夢に描く

普通に生きて、普通に死んで
いや、多分この魂は死にやしないさ永遠に

流れる鼓動・・・ 溢れる命・・・

少年

夢の続き抜け出して
最後に一つだけ残ったライターと
しわくちゃの一万円札握り締めた夜 

宙に燃えて行く札を
感情すら失った顔でただ見つめる
危うき影を引きずりながら今此処で

歩き出せる
一歩踏み出したその手の中に
今でも掴んでいた優しい春の風

やがては消える
風の所在を何時までも想うよ 

誰かの渡した愛情とも言えない宝
手につまんでいた道
赤みを帯びた目 少しずつ元に戻ってく 

歩き出せる
後ろの闇を引きずったままで
遥か遠くに見える根拠の無い未来
 
やがては歩む
帰ろうまたあのボロ家に 夢を見付けて 

うつらうつら雨の日の公園の子猫
近づく赤い傘にただ怯えてる
外はいつでも幸せの世界 消えた一つの感情 

歩き出せる
一歩踏み出したその手の中に
今でも掴んでいた優しい春の風
 
やがては歩む
帰ろうまたあの日のように 夢思い出して

カンナビス

鉢植え 僕の大切なカンナビス
誰にも秘密さ
毎日水をやっては問いかける
未来の形を

誰も分かってくれないから一人でうずくまる 

強く育て 青い若葉よ
願い摘み取っては周り見る
友達は お前だけさ
止むべきことも知らないで

今日もまた 他人(ひと)とうまくいかないで
一人悩んでる
小さなことは考えないで
愚かな僕よ 

誰も気に留めないから孤独に倒れこむ

強く育て 青い若葉よ
願い摘み取っては周り見る
友達は お前だけさ
止むべきことも知らないで 

立ち上がる日々の中に一つの芽と茎を
否定される者 ゆめゆめ疑うこと無かれ 

強く育て 青い若葉よ
願い摘み取っては周り見る
誰一人 傷付けないで
病むべきことも知らないで

ハッピー☆はっちゃけ☆モーニン☆ストリート

朝はお野菜食って、豆腐ジュース飲んでレッツゴー
自転車ふらふら 車道でぱったり蒼い顔

あたしは元気 あんたも元気 貧血なんてへっちゃらさ
おツムが少し疲れたみたいだ

朝からエアロビ漬物、白目の笑顔でフライハイ はは
ふらふら歩行で 車道はダンスストリート

身体がね、身体がね、空っぽなんだよあたしはねー
涙も汗も薬の匂い そう、あたしは・・・

楽しいよ、楽しいね、なんて残酷な世界でしょう
ビックリよ、ビックリだ、大変なの最近ね

お野菜さえも食えなくなって、髪の毛なんだか可笑しいわ
記憶がふらふら 車道でぽっくり逝きましょう さあ

朝はお野菜くたして、雨でも飲んでレッツゴー
ハキハキふらふら 車道が二重線

早く誰か気付いてよ 死んじゃう前に助けてよ
眼球陥没してきたわ もう笑えないのマジヤバイ

ひくひく眼球震わせて 白目で笑うあの娘はね
ノラ猫まがいのストリート 横断中に行き倒れ

2008年6月5日木曜日

青い麒麟

本当に見えてんのかよ
少し暗い半透明の球体が
周りを取り巻く奴らはみんな
自己満足の風貌に死骸のようなヘアスタイル

暗闇に見えてんのかよ
誰もが心に抱く黒い塊が
少しばかりか呼吸の苦しい
濁った水槽に詰められた肉食の魚達

鉛筆で空けたピアスホール
映し出す景色
世界が光って見えたような気がした
曖昧に振り返り笑うよ
君が何か言おうとしていた

本当に聞こえてんのかよ
君に叫んだ怒りの歌
あの日笑顔で振った二人の手
今はただ冷たいナイフでマスターベーション繰り返す

鉛筆で裂いた麒麟の入れ墨
張り付いた命
世界に僕は外されるような気がした
散りながら優しく笑うよ
君が何か言い出していた

降り出した雨
咲き出した花
僕は一人ぼっちが大好きさ
一人でも強く生きられる気がする

鉛筆で空けたピアスホール
映し出す景色
世界が光って見えたような気がした
曖昧に振り返り笑うよ
君が何か言おうとしていた

さよならと傾く言葉
昨日に背を向けた
世界が素晴らしく見えたような気がした
日差しに目細めて笑うよ
君は何も言わず消えた

美しい思い出残して

2008年6月4日水曜日

晩夏

いつかの8月 夏の夜に浮かぶ星は冷たく
美しい闇に支配された距離も凍てつく
時計は要らない 時の音は要らない

別れの夜 君が撮った月の写真はまるで
とろけたチーズのように光を伸ばしてた
あの壁の蝶も既に 羽を無くして墜ちている

いつしか 君を忘れられるように
墓場の花は三日で枯れるあれにするよ
遥か青い空が霞んでいた 僕を泣くように

赤色灯に浮かぶ国道沿い 君の影を探す
いない 君がいない 記憶は無限に繰り返す
弾けた赤に死様を想う 僕も雨に消える