死にかけの視界の中で
赤い車が近付いて来る
知らない車の中で
僕はゆらゆら揺らされて
秒針と共に標識の数を数える
連れ去りにしか見えないあの二人に恐怖を感じた
連れて行かないで 連れて行かないで
脳を溶かす様に太陽が差し込む
暮れ方景色の有料道路で
誰かが死について語っていた
赤い車の中で
腑抜けの僕は踊らされて
秒針と共に酷く歪んで行く景色
夏草を跳ね飛ばす車線 失踪して行く鉄の影
連れて行ってくれ 連れて行ってくれ
死に場所を探し始めた風船の如く
暮れ方景色の有料道路で
歌われた歌はとても歪んでいた
赤い車は道を外し
大破して死に乗り上げた
連れて行かないで 連れて行かないで
脳を溶かす様に太陽が差し込む
暮れ方景色の有料道路で
誰かが死について語っていた
僕はそのまま眠った
1 コメント:
病んでますねー。←いい意味で
やっぱりバクホンの影響受けてるような気がします
これからもがんばってください!!
コメントを投稿